英語の「Management」の対訳である経営。
本来の対訳は「管理」なので、社長=管理者でよかったのです。
でも、日本はManagementの対訳を、わざわざ「経営」にしました。
そもそも経営という言葉の由来は、仏教用語です。
漢字のとおり、経営とは「お経」を「営む」という意味です。
お経とは、この上もなく尊い理想を言葉にしたもの。営むとは続けるということ。
つまり、経営とは、この上もなく尊い理想を実現する目的のために、手段として生き続けるということです。
この尊い理想とは何か、を言葉にしたものが経営理念です。日本だけで300万社ある事業者ごとに経営理念があります。千差万別あるなかで、変わらないのは、「幸せにしたい人がいる。この人をこの方法で幸せにする」という信念です。
新型コロナウイルスの感染による経済への影響は、長く続くことが予想されます。その中でも、経営者は経営者であるが故に、尊い理想を実現するために生き抜かなければなりません。
生き抜ける可能性があるのであれば、借入増は怖がらず1年分の運転資金の手当てはしておきましょう。
まず生き残り、経営者としての理想を実現するために。
新時代の経営者のための戦略大全編集部