事業構想とは何か?

事業構想とは、事業アイデアを既存の思考フレームワーク(5W1Hなど)にまとめたもの。

事業構想の成立条件は、調達方法、提供方法、お金の流れについて漏れなくダブりなく書かれていること。

注意点は、実際にお金を払ってくれる人だけに事業構想の良しあしを相談すること。お金を払ってくれないお客さんではない人(自称ヘビーユーザー)はいつも勝手なアドバイスを言うのでビジネスの正解からどんどん離れてしまいます。

事業構想の評価軸は、

•主体性:自分が損益を仕切り責任を持つことができること

•経済性:対価としてお金を払ってくれるお客が実際目の前にいる こと

•模倣困難性:既存の大手提供者が模倣しようとしてもできないこと。専門性が高く市場が小さい事業には大手提供者は参入できません。例えば、ジグソーパズルは幾何学の専門性と金型投資、文具市場への参入が必要です。大手玩具メーカーは自社でジグソーパズルを作るよりOEMで発注し、流通してもらった方がコストを抑えて調達し、流通量を増やし、結果として営業利益をより多く残すことができます。よって、大手玩具メーカーは専門性が高く市場が小さい事業には参入できないのです。

•継続性 :特定の他者や材料がなくても事業を継続できる

•実現難易度 :時間軸、投資額、協力者、実現性ともに難易度が低いこと。難易度を下げる唯一の方法は、経営者の経験と人的ネットワークです。経験のある事業以外には取り組むことは難しいでしょう。